【更新お休み中】歳下幼なじみのナマイキな溺愛〜最強総長の誘惑に、翻弄されて〜

真夜を守れるくらいかっこいい男になりたかった。


そして、気づいたら学園の誰よりも強くなって。たくさんの仲間も抱えた。


なぁ、真夜。


こんな俺、嫌いか？


こんな俺は、恋愛対象に入らないか？


いつか聞いた“歳下は恋愛対象に入らない”という言葉。たまたま聞いてしまったけどかなりショックを受けた。


真夜のために頑張ったのに。


無駄だったのか？


……でもな、真夜。


俺は諦め悪いんだ。もう少し俺に付き合ってもらうよ、真夜。


俺に振り向いてもらうまで、何度だって努力してみせる。俺は、俺の好きな人は真夜だけだから。


＊＊＊

『それじゃあみんなお疲れ様〜。あとは学校で』


｢うん！美晴もありがとう！｣



ぼーっと真夜を見つめていたらいつの間にか資料は終わっていた。


いつもそうだ。


会議の時だって真夜を見てしまう。


自然と、目で追ってしまう。


真夜ははぁ、とため息をついてビデオ通話を終了させる。他の奴らもほっと一息ついていて、各々くつろいでいた。