【更新お休み中】歳下幼なじみのナマイキな溺愛〜最強総長の誘惑に、翻弄されて〜

「みんなお疲れ様。ありがとう」



真夜はニコッと微笑む。


その笑顔が可愛くて。心臓を鷲掴みにされた気持ちになった。


真夜の笑顔なんて何度も見てるはずなのに。何度もときめいてしまう。


……くそ。可愛すぎんだろ……。


そんな笑顔、ほかの野郎に見せてんじゃねーよ……。



「会長もお疲れ様。はい、ココア」


「わぁ、零都ありがとう」



ボケっとしていたら零都がさりげなく真夜のコップに暖かいココアを入れていた。


そのカップを受け取ると嬉しそうに1口すする。一方、零都はそんな真夜を見て少し頬を赤らめていた。



「おい、何ほかのやつからココア入れてもらってんだよ」


「え?どうしたの、和泉」



そんな2人の姿を見てモヤモヤ。


ムカついてつい口を挟んでしまった。おそらく真夜は何も気づいていない。俺の恋心や、……零都の恋心も。


はたから見たらバレバレなんだが、真夜は色恋方面はどうも鈍いらしい。
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