【更新お休み中】歳下幼なじみのナマイキな溺愛〜最強総長の誘惑に、翻弄されて〜

「察するなよ!ほら、どっか行け!」


「ちょ、そんな言い方ないでしょう?」



歳下の癖にセンパイにタメ口。これも相変わらずだけど、それが許されてしまうのは分かりきっている。


でも、ここは普通の学校。


目上の人にはちゃんとした態度を取るというのが原則のルールというもんじゃないの……?


まぁ、和泉に何を言っても無駄なのは言わんこっちゃないけど。



「おいおい。お前から収集かけといてそれは無いだろ。もう他の奴らも来るんだから。邪魔するぞ」



零都ははぁ、と深いため息をついて自分の席に座る。ご苦労さまだなぁ、と心の中でつぶやく。


こんなおちゃらけた和泉の指示なんて誰も聞きたくないだろうに。文句も言わないでここに来るなんて。



「ねぇ、なんか今すごく失礼なこと考えてなかった?」



ぼけーっと零都を見ていると急に和泉が覗き込んでそう言った。そのことにドキッとしながら慌てて立ち上がる。
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