【更新お休み中】歳下幼なじみのナマイキな溺愛〜最強総長の誘惑に、翻弄されて〜

首謀者がわかって少しスッキリした。


だけど、ひとつ心に引っかかる。



「みんな賛成したっていうけど、和泉は?和泉はこのこと知ってるの?」


「和泉?知ってるぞ。何せ話し合いの場にいて1番に賛成してたからな。……これでもう知ってることは全部話した。あといいか?」



和泉の気持ちに疑問を持った。


なんで話し合いの場にいて反対しなかったんだろう。宇佐美くんの話を聞いて、ますます分からなくなった。


カップルコンテストに出る出ないの話をしていたのに。なんで私と出ること、賛成したの。


少しは反対すること、考えなかったの……?



「会長?手、退けてもらっていーですか?」



ぐるぐると終わりの見えない考え事をしていたら宇佐美くんが眉をひそめて私の手をつつく。


気づいたら宇佐美くんの腕を掴んでいた。


ほとんど無意識。



「……ああ、ごめん。ありがとう」



一応犯人も知れたのでお礼を言った。
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