シークレットシスターーDance with the Devilー
Chapter10.5ー悪魔な彼女にはかなわない*髙嶋碧流目線ー
風花さんから離れないといけないような気がして、何となく遠くへ行きたいような気がして…彼女がまだ眠っている間に簡単に荷物をまとめると、家を出た。
特に行きたいところがある訳じゃないけれど、足が向くまま気が向くままに進んだ。
何も言わずに突然家を出たから、風花さんはどう思うだろうか?
でもいい意味でも悪い意味でも彼女はマイペースだから心配すらもしてくれなかったりして…と言うのは、ちょっと言い過ぎか。
さすがに起きてメッセージのひとつふたつはきているだろうと思ったけれど、
「きていないか…」
スマートフォンを確認した僕は息を吐くと、カバンの中に入れた。
風花さんらしいと言えば風花さんらしいな。
どこで感心しているんだと、我ながらそんなことを思って自嘲気味に笑った。
特に行きたいところがある訳じゃないけれど、足が向くまま気が向くままに進んだ。
何も言わずに突然家を出たから、風花さんはどう思うだろうか?
でもいい意味でも悪い意味でも彼女はマイペースだから心配すらもしてくれなかったりして…と言うのは、ちょっと言い過ぎか。
さすがに起きてメッセージのひとつふたつはきているだろうと思ったけれど、
「きていないか…」
スマートフォンを確認した僕は息を吐くと、カバンの中に入れた。
風花さんらしいと言えば風花さんらしいな。
どこで感心しているんだと、我ながらそんなことを思って自嘲気味に笑った。