シークレットシスターーDance with the Devilー

と言うか、
「もう３０分経ったの！？」

私は驚いた。

昔のことを思い出したり、遊佐先生のイラストにきゃーきゃーと騒いでいたら、約束の３０分はあっと言う間に経っていたみたいだ。

時間の流れって本当に早いよね…。

「経ったからきたんですよ。

早く仕事を終わらせて風呂に入って寝てくださいな」

驚いている私に向かって碧流くんは呆れを隠せない様子で言った。

「お、おう…」

私が返事をしたことを確認すると、碧流くんは書斎のドアを閉めたのだった。

「本当によくできた旦那様だわ…」

そう呟いた後で私は遊佐先生が送ってくれたイラストに視線を向けた。

「やっぱり、神だ…！」

書斎で１人、悶えたのだった。