シークレットシスターーDance with the Devilー
気持ちを落ち着かせると、
「そんな訳ないじゃないですかー!

私がずっと読みたいと思っていたBLを形にしただけですから!」

私はブンブンと手を振りながら答えた。

いるんですよね、これが。

死んでも…本当に死んだとしても言えねーな、おい。

死人に口なしなんて言うけれど、もし口があったとしても言わねーわ。

「さすが、永井先生!

今やTL小説だけじゃなく、漫画の原作も手掛ける売れっ子小説家!

BLも手掛けることができるなんてすごいじゃないですか!」

「褒めても何も出ませんから!」

私のことを持ちあげる遊佐先生に苦笑いをしながら言い返した。

「私、頑張ります!

永井先生が書いてくれたこの神脚本を絶対に漫画にしてみせます!」

「ありがとうございます、頑張ってください!」

漫画連載の打ちあわせはここで終わった。
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