シークレットシスターーDance with the Devilー
Chapter7ー結婚のタイプー
…碧流くんの様子がおかしいような気がする。

よそよそしくなったと言うか距離をとられているような気がすると言うか…何かよくわからないけれど、碧流くんの様子がおかしい。

「よし、できた」

原作のプロットを書きあげることはできたけれど、
「これを古賀さんに見せる訳なんだよね…?」
と、私は息を吐いた。

明日、古賀さんと本格的な打ちあわせがあるのだ。

男の人ってBLが苦手な人が多いーー好きな人もいるにはいると思うけれど、少数なんだろうなーーイメージがあるから、プロットを見せたとたんに嫌な顔をされてしまったらどうしよう…。

でも引き継ぎはしていると思うし、比嘉女史から私がどんなジャンルの話を書いていることも知っているだろうし、私の担当になる前にいくつか作品を読んだと言っていたから大丈夫だとは思う。

「でも、大丈夫かな…?」

明日の打ちあわせを思うと何とも言えなくて、私は息を吐いた。
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