シークレットシスターーDance with the Devilー
Chapter10ー私の好きな人ー
「よし、書きあげた…と!」

後は軽く推敲をしてメールで編集部に送ればこれで終了だ。

タブレット画面の下に表示されている時計に視線を向けると、
「わっ、もう5時!?」

驚きのあまり、私は声をあげた。

午後ではなく午前の方の5時である。

久しぶりに朝まで仕事をしてしまった。

「碧流くんと言う名のストッパーがいなくなってしまうとこうなるのか…」

どれだけ夢中だったんだよ…と、自分で自分に呆れてしまった。

お風呂…は、仕事をする前に済ませたので後は歯を磨いて寝るだけである。

でもその前に小腹が空いたので何か食べてからにするか…と思ったのと同時に、
「そうだ、今日で1週間だ」

碧流くんがいなくなってから、今日で1週間を迎えたことを思い出した。
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