再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する

脚を持ち上げられ腰が浮く。
更に奥へと押し込むように腰を打ち付けられる。

こんなっ…
前と全然…

よっぽど丈慈は手加減してくれてたんだ。

「まだ、頑張れそう?」

え?

「天音が愛おしすぎて…ヤバいわ」

そう言って一度抜かれて、クルッと向きを変えられる。

腕枕をされてお互い向き合う様に横向きになると、右脚を持ち上げられた。

そこに前からまた丈慈が入ってくる。

「あっ…んっ…」

ギュッと強く抱きしめられ、動き出す丈慈。
お互いの顔が近すぎて、吐息が…

自然と絡まる互いの脚。

丈慈の眉間にはシワが寄っている。
私はそこにそっと口付けをした。

するとフッと微笑みキスをされ、奥にノックするように当てられる。

「あっ…」

身動きが取れない。

私たちしかいない広い寝室に二人の乱れた呼吸と吐息。
どうしたって漏れてしまう私の上擦った声。

丈慈が私を揺さぶるたびにギシッとベッドのしなる音に混ざって、キスの音と繋がってる部分から出てる水音が響きこだまする。

自分の声じゃないみたいな声色に恥ずかしくなる。
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