再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
そして後日、今日はクリスマスイブ。
ちょうど土曜日で仕事も休みだ。
いよいよ天音を改めて紹介しに行くため実家であるレジデンスに向かう。

「え、これ?」

天音が驚いた顔をしている。

「ああ。これ。乗って」

どうやら俺のもう一台のホワイトの車に驚いたようだ。

「は、初めてだ。こんなの乗るの。これアメリカ製の高級大型SUVだよね? デカすぎない?」

「まぁ、慣れれば普通だ。天音もすぐに慣れるよ」

今日の天音は、ブラックのシンプルなタートルネックのニットにダークグレーのミモレ丈のタイトスカートでブーツを合わせて、ブラックのオーバーサイズのコートを着て現れた。

髪はいつも通り、眉上の前髪に腰までのストレートの黒髪は真っ直ぐにおりている。

かわいい。まじで。人形みたいだ。
オシャレだし。
着物も素敵だけど、こっちの普段の天音も最高。
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