再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
「ちょっ! なに?」

そして二人は私を見てポッと頬を染める。

自分の身体を見れば、抱かれる度にどこかかしらにつけられているキスマークの跡。

まずい!
咄嗟に手で隠すも時すでに遅しとはこの事。

「おさるのジ◯ージね」

なんて言って笑う二人。

おさるのジ◯ージって…
丈慈は週末泊まりに行けば当然のように情熱的に私を求める。
でも優しい。

「まさにだ」

つい同意してしまった。

「アハハハ! さすが純平の息子よね」

なんてママが言う。

「ママ! まずいーから!」

翠ちゃんはそう言って今度はどこからともなくメジャーを取り出す。

「そうだった! それにしてもナイスなプロポーションよねぇ? これじゃおさるにもなるか」

ママはそう言いながら翠ちゃんが次々に測るサイズをメモしていく。

トレーナーの下にはレギンスを履いているので、なんとも言えない格好の私。

私は一体何をされているんだ?
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