再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
でもかわいいな。

とりあえず着るだけ…
サイズとか確認もしたいところだし…

なんて言い訳をしながらどうせ誰もいないしとリビングで着替える。

鏡を見るために一度2階の部屋へと向かった。

姿見でそっと見る。

い、意外と正面はまだいいかもしれない。

いやいや。ダメダメ。
さすがに恥ずかしいな。

見た目通りスッケスケのネグリジェ。
クルッと後ろを向けば背中はがっぱりだし、ティバックだからお尻も見えちゃっている。

無理だ。こんなの丈慈に見せられない。

よし翠ちゃんには申し訳ないがこれは封印させて貰おう。

そしてまた着替えようと部屋から出て、階段を降りたその時。

ガチャッとリビングのドアが開いたと思えば、明日帰宅するはずの丈慈がネグリジェ姿の私を見て固まっているではないか。
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