再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する

「丈慈…？」

「天音」

「ん？」

「早く出てって」

え…

「お前可愛すぎて襲いそう。見せるつもりじゃなかったんだろ？　なら早く出てけ。着替えてこい」

た、耐えてる…ね。
なんかそんな丈慈を見たら…

私はそっと丈慈の前まで近づいた。

「丈慈…そんなに…見たいの？」

「………見たいよそりゃ。最高に可愛いもん」

可愛いもんて。
拗ねてるねコレ。
もういいや。

「いいよ。見て」

するとムクッと起き上がりゆっくりと顔をあげて私を見た。


「可愛い。後ろも見せて」

私は言われた通りおずおずと向きを変えた。
恥ずかしい。

すると少しの間のあとまたスーっと背中を指でなぞられる。

「んっ…」

ゾクゾクっと身体が反応し変な声が出てしまって慌てて口を押さえる。