再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
そしてさっそく絃から電話だ。

「もしもし」

『おう。聞いたか?』

「ああ。今聞いたとこ」

『お前、一回泊まり行けば? ヴィラに』

それは俺も思っていた。
一度連れてって反応を確認したい。

「そうだな。だいたいの規格は決まってんだよな?」

『ああ。あとでデータ送る』

「了解。ホワイトデーに合わせて行ってみる」

『ああ。それならタイミングも大丈夫だろ』

「んじゃまた。よろしくな」

『おう』

よし。
そのあと翠にも連絡して、ホワイトデーの前後でスケジュールを調整してもらいたまった有給を使う事にした。

あとは天音とどこのヴィラに行くか決めよう。
アイツの好みも知りたいし。

結局なんだかんだで19時を回ってしまったがそれでもまだ早い方だ。
天音にこれから帰るとメールをして車を発進させた。

今日は天音が泊まりにくる日だ。
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