再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
「せっかくだしプール入るか?」

何も知らない丈慈はそんな事を言う。
めっちゃ入りたいけども…

「い、いや、まだいいんじゃない?」

「あ、そう? 俺一回入ってきていい?」

「いーよ! 遠慮しないで! ガンガン泳いできちゃって?」

「ははは。天音も入ろうよ」

インフィニティプールを見る。
まるで早くおいでと言っているように陽の光を浴びてキラキラと輝いているのを見れば、どんどん入りたくなってきた。

でもあんな水着、恥ずかしくて見せられない!
でも入りたい!

「と、とりあえず先に入ってて!」

「わかった」

丈慈はちゃちゃっとブルーグレーのショートパンツに着替えてきた。

か、かっこよ。

「お先。天音も来いよー」

華麗にスッと頭から飛び込んで一気に奥の方まで進むとプハッと顔をあげて髪をかきあげた。
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