再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
ホワイトデー
〜丈慈side〜

ここは本当にセンスの塊だな。
そんな事を思いながらカメラに納めていく。

天音にとっては旅行だが、俺にとっては現地視察も兼ねている。

天音の反応を見ながらインテリアや間取りなど天音が好感触を示したものをインプットする。

実際ここに来てみて、やっぱりうちの実家のレジデンスのテイストはここのと似ていると感じた。

そして今日の天音はまた可愛い。
ところ構わず襲ってしまいたくなるくらいに。

俺は天音が泊まりに来るたび、我慢しないとと思いながら結局毎回求めてしまう。
これじゃ本当に猿だ。

それでも、何度もしたいのをなんとか堪えて一回に留めている。

大事にしたいと思う気持ちは嘘じゃない。

優しく、優しくと言い聞かせ天音の反応を見ながらこれでも抱いているつもりだ。

でもたぶんそれも首の皮一枚で繋がってるみたいな理性で、いつ千切れて本能のまま抱いてしまうかわからない。

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