再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
「んっ…」

その手はゆっくりと脚の間まで移動していく。
服の上からなぞられただけでキュウっとお腹の奥が反応し始める。

「はぁっ…」

すると上も下もあっという間に脱がされてしまった。

言葉…わかったの…?

そして思い出す。
丈慈はフランス語の勉強中だった事に。

「夢じゃないよ」

え…やっぱり聞かれてた。

そして仰向けにされると熱いキスが唇に落とされ舌が入ってきて縦横無尽にゆっくりと動きだす。

食べられてるみたい。
深い口付けに溺れるように丈慈の事しか考えられなくなる。

愛しい。

この気持ちが伝わりますようにと。


「キス…上手になった。俺が教えた通りに」


そう言って自分の口をペロっと舐めとり見下ろす表情はとても妖艶で、それでいてどこかイタズラに微笑むその目にはまるで魔力が宿っているみたいなそんな感じがした。

ある意味魔法にかけられてしまったのかもしれない。

そのまま胸に移動した唇は私の胸を舐めてかじる。

「あっ…はぁっ…」

寝起きだからか昨日の晩から丈慈を心の中で求めていたからか、いつもより敏感に反応してしまう。
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