再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
「悪いけど…クッ…加減しないから」

か、加減て何…?
でも明らかにいつもと違う。
でも嫌じゃない。
むしろ…

「あっ…丈慈っ…」

やっぱりいつも我慢して…

「天音から…もっと…求めて」

私から…
そっか。

「いい…の…? んっ…あっ…」

「ああ。その方が俺は嬉しい」

そうだったんだ…。

「もう…我慢…しなくてっ…いいっ」

丈慈は面食らったような顔をした。
我慢しないで丈慈。
全部受け止めるから。

「あっ…愛してるのっ…」

丈慈の頬に手を添えると顔が近づいてきて噛み付くようにキスをされる。
脚を持ちあげられたままで押し潰されそう。

まるで愛の重さを感じてるみたいな錯覚になる。

「クッ…俺もっ…愛してるっ」

激しく打ちつけられそのままガンと一気に貫かれる。

「もう我慢しない」

そう言うと乱れた呼吸も整わないまま丈慈はまた準備し直すと情熱的なキスを浴びせてまた私を求めた。

嘘…でしょ…
私はとんでもないスイッチを押してしまったようだ。
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