再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
何で天音の様子がおかしいと気づいた時、無理矢理にでも聞き出さなかったんだ。

あの時俺がちゃんと天音と向き合っていればこんな事にはならなかった。

自分が側にいながら…

クソっ!

悔しさから自分の膝を拳で殴る。
不甲斐ない。

そうだ。マンション…
きっと柊源の金じゃない。
これはアイツを叩き潰すチャンスだ。

でも今は何も出来ないか。
ちくしょう。

とにかく今は待つしかないのか。

審査員を金で…
どうにかならないのか?

俺一人が天音に票を入れた所で何もならないよな。
不正が働かないように…
何か方法はないのか?

そしてコンクールまで一週間となり翔太郎さんから電話が来た。
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