再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
丈慈によってベールがそっとあげられる。

ドキドキする。
皆んなに聞こえてないか不安になるくらい。

丈慈が優しく私を見つめて微笑んでいる。

は、早くして!
どうにかなりそうだ。

「愛してる」

真っ直ぐに見下ろされ愛を告げる丈慈。

そして両肩に手が乗せられゆっくりと顔が傾き近づいてきて私はキュッと目を閉じた。

唇に丈慈の唇が触れた。
と思えば、腰を引き寄せられグイっと一気に距離が縮まると下唇をパクッとしたと思えばこのもあろうか舌を入れてきた。

えー⁉︎
やめてーーー!

「んーーーー!」

私はブーケを持った手でバシバシと叩くも全く動じずキスをやめない丈慈。

「キャーー!」

「やっば!」

「おさるがいるぞー!」

「その辺にしとけー」

「もっといけー」

ギャラリーはヒューヒューピーピー大騒ぎだ。


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