再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
私は振り向き丈慈の顔を両手で包み込みキスをした。

「ありがとう丈慈。愛してる」

「俺もだよ。天音」

そう言って今度は熱いキスが降ってくる。
式の時のとはまた違う官能的なそんなキス。

「ん…」

つい声が漏れてしまう。

「天音。風邪引く前にシャワー浴びておいで」

丈慈はそう言って少し離れた。
私は今日、ミッションを遂行する。

「じょ、丈慈…」

「ん?」

「一緒に…一緒に入ろう?」

すると丈慈は一瞬目を大きくしたと思えばすぐに物凄い勢いで私を担ぎ上げシャワールームまで歩き出した。

「ちょ!」

「良く言った。天音の気が変わる前に早く入ろう」

なんて言っている。
その声はなんだか嬉しそうだった。

そして、複雑なドレスをこれまた勢いよく脱がされる。

丈慈もあっという間に素っ裸になって、手を引かれてシャワールームへ押し込まれた。
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