再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する


そして抱きしめられると、丈慈はジャーっと勢いよくシャワーを出した。

丈慈の髪がシャワーを浴びおりていてカッコよさに拍車がかかっている。
その目には隠す気もない情欲の炎。

もうこうなったらどうする事も出来ない。
きっと私の顔は雨に打たれ、シャワーも浴びてメイクもぐちゃぐちゃになってるはず。

「天音…綺麗だ」

なのに真っ直ぐに見つめそんな事を言ってくれる。

「メイク…ヤバいでしょ?」

「どんな天音も綺麗だよ」

そう言って私の髪をかき上げキスが降ってきた。
ゆっくりと味わうように私の口の中を動く。
逃げても追いかけられ吸い付かれる。

「はぁっ…んっ…」

広いシャワールームに、私の吐息が響く。
キスの音も。

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