再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する

迎えにきた車はまさかの大型SUV型のド派手なリムジンだった。
ははは。
いい車でよろしくとは言ったがまさかこれかよ。

天音を見ればさすがに顔が引き攣っている。

「丈慈これ…乗るの?」

「ああ。らしい。俺も知らなかった」

はははと笑って見せれば、天音もつられて笑い出した。

「あはは! 丈慈も知らなかったってどういう事よ。でもなんかある意味強烈でいい思い出になりそうだね! ありがとっ! のっちゃお!」

「だな」

天音は結構決断が早い。
まずはバルセロナの中心に位置するホテルへと向かう。

ホテルに着くと個性的でスタイリッシュな外観にテンションも上がる。

「凄いね! オシャレ!」

「だな。さっそくチェックインしよう」

リムジンからおりて手を繋いでホテルへと入った。

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