再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
ハッキリ言って華道は嫌いだ。
そんな私が高評価を受けるのは間違っている。

早く嫁にでて、綺麗さっぱり華道から離れたい。
でも変な人との結婚も嫌だー。

と、とりあえず支度をしよう。
今日は親友の春香(はるか)に誘われて、ドレスアップしてワインの品評会に行く。

もちろん華道家としての私は隠して、ただの天音として。

季節は秋に変わろうとしている。

黒のグリッターの素材でベアトップのタイトなミニ丈のワンピースに、薄く透けて見える黒のストッキングをあわせて底の裏が赤い黒のピンヒールを履く。
上から肩のとんがったデザインのオーバーサイズのダブルのテーラードジャケットを羽織って、シルバーのスパンコールのミニサイズのショルダーバッグを持った。

靴以外は私の好きなYUI FUJISAKIの服だ。

髪はプライベートではお馴染みの、オン眉の前髪にロングのストレートヘアはストンと下ろしている。

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