再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
「そっか! 良かったね! 私も会いたいな」

「しかも俺、彼氏に美空の元カレだと勘違いされてよ。ククククッ。めっちゃ言い詰められた」

「ええー⁈ 怖い人なの⁈」

「違う違う。美空と同じ美容師。めっちゃイケメンだったわ」

「えー! ますますどんな人か気になる」

丈慈が認めるイケメンて一体どんなイケメンなのよ。
さすが美空ちゃん。

「おい。お前には俺がいるだろ」

ん?

「それとこれとは別でしょ」

丈慈はムスっとしたまま何も話さない。

「丈慈?」

「なに」

丈慈はすっかりご機嫌斜めだ。
かわいい。

「私には丈慈だけだよ?」

「…。んじゃこっち来てキスして」

ソファに座っている丈慈の元へ近づいて、上に乗る。

本当見惚れるほど整った顔してる。
最初は大河くんと双子かと思うくらい似てると思ったけど、今の私からしたら全くの別人だ。
私にとって丈慈は唯一無二の存在。



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