再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
なのにこんな風にヤキモチを妬く丈慈。
つい嬉しくてニヤニヤしてしまう。

「なんで嬉しそうなんだよ」

「ふふっ」

実はまだ私からキスをしたり、誘ったりするのは恥ずかしい。
でも丈慈は私から誘うととても嬉しそうにするから。

丈慈の上に乗って向かい合うと、両手で顔を包み込みチュっとキスをした。

「もっと」

私を見上げてキスをねだる丈慈。
何度もしてるのにいつになっても心臓がうるさい。

私はそっと胸元に丈慈の手を当てた。

「わかる? 私結婚した今でもこんなにドキドキしてる。こんな風になるの、丈慈だけだよ」

きっと私の顔は今頃真っ赤だ。
顔が熱いのを感じるから。

「可愛い。抱きたい」

「ふふふっ、今日はダメ」

「わかってる」

ゆっくりとキスを交わす。
今日は月のものが来てるからこれ以上はできない。
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