再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
一度シャワーを浴びる。

ふぅ。スッキリした。
着物も着物用のヘアメイクも肩が凝る。

あとは一般客に紛れるし自由だ。
いちおうドレスアップして会場へ行かないと逆に浮いてしまう。

パリだけあってみんなオシャレな外国人ばかりだったな。

そんな事を思いながらメイクをしていく。

前髪は眉上で切り揃えてあり腰までの髪もストレートのままおろす。

こんなもんか。

持ってきていたドレスに着替えてクラッチバッグを手に取り会場へと向かった。


おお。
すごい。
こっちは私がいた会場とはまた全然違う雰囲気だ。

技術者達が、私も知らない日本の技術をプレゼンしている。

すると一人の日本人男性に目が止まる。

何か困ってる?

その男性は流暢な英語で話すも、どうやら相手の人は英語がわからないようだ。

そしてフランス人男性と思われる人はフランス語でベラベラ話す。
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