再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
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パーティー用のスーツに着替えて大河と会場へ向かう。

結ちゃんが用意したスーツはこれまた奇抜なスーツだった。
しかも、大河とお揃いの。

絶対結ちゃん、面白がってイタズラしたろコレ。
また大河と双子だと思われる。
俺たちは顔も体型もそっくりだ。
そもそも親父同士がまず似てる。

大河もスーツを見た時、白目を向いていた。

大河は、母親譲りの色素の薄めな髪をしているからそこだけは違う。

俺のは、ダークグレーをベースにベルベットでできた同色の大柄な花模様の入ったスリーピース。

大河は、色違いでネイビー。

奇抜ではあるけど、結ちゃんにしては落ち着いたカラーだ。

そして二人乗せてきてもらった車から下りた。

開始時間から遅れて到着したため人もまばらで、いつものように車から下りた瞬間見られる事はあっても騒がれることはなかった。





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