再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する
運命の一夜
ーーーー
〜天音side〜
彼にパリの時の方ですよね?と聞こうとした時、春香に連れ去られた。
「ヤバいヤバい! 彼に誘われた! 行ってきていい?」
春香が興奮している。
ははは。
「いーよ。行っといで」
「天音。天音チャンスよ。どこぞのオヤジと結婚する前に一度くらい、いい男に抱いてもらいな」
私の親友はすごい事を言い残して、颯爽と立ち去って行った。
そんな事出来るわけないじゃん。
こんな素敵な人。
私なんか相手にする訳がない。
話してみると、やっぱり彼はあの時のパリで会った人だった。
向こうも覚えていたようで、お礼がしたいと言う。
随分と律儀な人だな。
彼との会話は楽しい。
ワインを飲むペースも自然と早まる。
なんだろう。
すごく自然体だ。
心地がいい。
でも、同時に心臓はトクトクとずっと速い。
酔ったかな。
酔ったなコレ。
〜天音side〜
彼にパリの時の方ですよね?と聞こうとした時、春香に連れ去られた。
「ヤバいヤバい! 彼に誘われた! 行ってきていい?」
春香が興奮している。
ははは。
「いーよ。行っといで」
「天音。天音チャンスよ。どこぞのオヤジと結婚する前に一度くらい、いい男に抱いてもらいな」
私の親友はすごい事を言い残して、颯爽と立ち去って行った。
そんな事出来るわけないじゃん。
こんな素敵な人。
私なんか相手にする訳がない。
話してみると、やっぱり彼はあの時のパリで会った人だった。
向こうも覚えていたようで、お礼がしたいと言う。
随分と律儀な人だな。
彼との会話は楽しい。
ワインを飲むペースも自然と早まる。
なんだろう。
すごく自然体だ。
心地がいい。
でも、同時に心臓はトクトクとずっと速い。
酔ったかな。
酔ったなコレ。