再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する

「キャー！　カッコイイー！」

「麗。声でかい」

「丈慈！　あんた昔からどっかのメスに腰ばっか振ってるから心配だったけど良かったわね！　素敵な子に出会えて」

いい事言ってるようで、ありえない事を言われる。
メスって…
お袋は年々パワーアップしてきている。
思わず顔が引きつる。

「麗。やめろ」

さすがに親父も苦笑いだ。

「てことはなんだお前もう抱いたのか？」

なぁ。
親父まで何言い出すわけ？
そりゃ…

そして否定しない俺にお袋は引っ叩いた。

「いって！」

「丈慈！　さっさと天音ちゃん連れ出してきなさい！　ほんっとに！　手だけは早いんだから！」

「さすが俺の息子だ」

「純平！」

ははは。怒られてる。

とにかくうちの親はこれで大丈夫だ。
反対されるとは思ってなかったけど。

よし。
あとは天音だな。