再会した御曹司は純情な彼女を溺愛する

そこから撫でるようにお腹へと手を這わせる。

こんな綺麗なシックスパック見た事ない。
彫刻みたいだ。

肩も腕も。
けしてゴツすぎなくて本当にモデルのようだ。

「くすぐったいんだけど」

クスクスと笑う丈慈の声でハッと我に返る。

「あんまり綺麗で…」

「天音がそれ言う?」

シュルッと長襦袢の紐を解かれる。
そのまま肌着から何から何まで全て取り払われベッドの下に落とされた。

「すんげーいっぱいあったわ」

そんな事を言う丈慈がなんだかおかしくて笑ってしまう。

「余裕だな。俺だけ? こんな焦らされてる感じ」

そんなわけない。
私も早くもっと奥の深いところで繋がりたいって思ってる。

丈慈は私の脚の間にスルっと手を這わせた。
そしてニコっと笑う。

嬉しそうにしちゃってさ。

思わずジトっとした目で見上げる。

そこからガラっと表情が変わった。
丈慈のスイッチは一体どこにあるのだろうか。





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