ホスト様の隣は私
「相間さん、どうかされましたか?」


どうかされましたか?じゃねぇよ!

話しが通じない。


「多分、無理だとは思いますが。

彼女には一応聞いておきます」


イライラしたのをなんとかおさえて、上辺だけで答えた。

こんな奴と話すより、早く美桜のところへ行きたかったから。


オーナーがいるとはいえ、まだ近くにアイツがいるかもしれない。

さっさと逃げたかったからな。


__________


それから俺はオーナーのところへ向かった。

ついたと同時に、美桜は元気がない。

そりゃそうだよな。


「美桜、悪かった一人にして」

「………」

「美桜…?」


美桜の様子がおかしい。

どんなことがあっても、泣いてるとき以外は基本的に俺のこと無視したことがなかった。


美桜に違和感が残る。
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