ホスト様の隣は私
「だとしても、お前が悪いだろーが」

「昔の話しを仕事に持ち込むのが悪いんすよ」

「は?お前、俺がオーナーと話したあとすぐにクビになったか?

オーナーはクビにしなかったはずだ。

客に手を出してクビになったんだろ」



何を馬鹿なこと言ってんだ、コイツは。


「まぁ、そうっすけどね

でも、コイツさえいなければクビじゃなかったかもしれないっすよ

だから、コイツさえいなければ」


と言ったあと、美桜にナイフを向けた。

やべぇ、刺激しすぎた。


俺は咄嗟に走り出し、美桜のところへ向かう。

そして美桜を庇った。


気づいたら俺は、アイツに刺されていた。


だっせぇな、俺。
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