ホスト様の隣は私

美桜side

來斗が刺された…

私を庇って…


「來斗…ねぇ、來斗!!」

「美桜、俺、ちゃんと美桜を守れたか?」


当たり前じゃん

守ってくれてたじゃん!!


「今も、守ってくれた。ずっと守ってくれた…」

「よかった…」


そのあと、來斗は意識をなくした。

え、死んじゃ嫌だ…


ずっと私を守ってくれるんじゃなかったの…


「來斗…嫌だよ…死んだら嫌…來斗ー!」


私はこのあとのことはわからない。

気がついたら病院のベッドにいたんだ。


わけがわからない。

私が何したって言うの?


私のことなんてどうでもいいから、來斗を助けて…
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