ホスト様の隣は私
「美桜、綺麗になったわね。

おばあちゃん、美桜に会いたかったよ」


ごめんなさい

ほんとに、ごめんなさい


「おばあちゃん…ごめんなさい…

今まで会いに来なくて…ここから出て行っちゃって…」


おばあちゃんの気持ち、全然わかってなかった。

勝手に嫌われていると思い込んでいた。


「いいんだよ。

おばあちゃんも悪かったねぇ

色々言ってしまった」

「ううん、そんなことない。

私が勝手におばあちゃんは私のこと嫌いなんだって思い込んでて…」


私が言うと、おばあちゃんはびっくりしていた。


「何を言うんだい!私がいつ、美桜を嫌いだと言ったんだい?

私は、今も昔も美桜が大好きなんだよ」


おばあちゃん…


「ごめんなさい…」

「もういいから、美桜。

さ、2人とも中に入りなさい。疲れただろう」

優しく出迎えてくれるおばあちゃんは、とても眩しかった。
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