ホスト様の隣は私

來斗side

美桜に無理やり店に連れてこられた。

意味がわからん。


って思いながらも着いてったら、オーナーや客、そしてスタッフたちが退院祝いをしてくれた。

美桜がオーナーとLINEしてたのは、このため。


んだよ。

俺、めちゃくちゃダセェじゃん。


「來、美桜ちゃんよく守ったな」

「オーナー…」

「明日から、店も再開だ。頼むぞ」

「はい!」


店、再開できるのか。

だとしたら、ちゃんと頑張らねぇとな。


「來斗」

美桜が俺を呼んでいた。


しかも、なんかど真ん中でマイクを使って。

堂々としてるつもりだろうが、緊張してんのが丸わかり。


だって、手足かなり震えてるからな。
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