ホスト様の隣は私
私たちは叔母さんに注文をして、出来上がるのを待っている。


お昼すぎだからか、お客さんも少ない。

きっとすぐ来るだろう。


「美桜」

「ん?」

「連絡先教えて」


え?連絡先??

今日が最後だと思ってたんだけど…


「嫌なのか?」

「あ、いや…嫌じゃない」


連絡先くらい別に教えてもいいよね。

來斗さん、悪い人じゃなさそうだし。


「あ、でも!営業メールしてこないでね」

「誰がお前なんかにするかよ」


それはそれで、なんかショックな気もするが…


「たまには、飯連れてってやる」

「え?別にいいよー!気にしなくても」

「気にしてない」


なんで、來斗さんは私をご飯に連れていきたがるんだろ?

初対面なのに…。
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