ホスト様の隣は私
家について携帯を確認すると、美桜からLINEが来ていた。


『昨日、今日とありがとう。

來斗さんのおかげで、少しだけスッキリした!

また、お店に食べに来てね。

叔母さん、待ってるから!

私も、たまにお店にいるから

もしお店で会ったら、またお話したいです』


って書いてあって、思わず笑ってしまった。

お話したいです。って…


連絡先交換してるんだから、いつでも話せるだろうに。

謙虚すぎるんだよ、美桜は。


俺は、初対面なのになぜか美桜が気になって仕方ない。

美桜の闇は何か、すごく気になる。


元彼のことだけであんな暗くはならないはず。

もっと、他にも闇を抱えてる気がする。


俺は、美桜を救ってやれるんだろうか。


俺はそんなことを考えながら、仕事の支度を始めた。

今日、仕事できっかなーなんて思いながら。
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