ホスト様の隣は私
お店に出ると、今日もたくさんの行列が。


この辺では、叔母さんのお店は大人気。

お昼と夕飯時は激混みなのだ。


「今日もすごいね。私、何したらいいかな?」

「洗い物が溜まってて、お願いしてもいい?」

「わかった!」


シンクを見てみると、どこから手をつけていいのかわからないほど溜まっていた。

これを見るに、2時間くらいは激混みを一人で回してたんだろうなって思う。


もっと早く呼んでくれたらよかったのに。


なんて思いながらも、慣れた手つきで次から次へと洗い物をしていた。

洗い物するのって嫌いじゃないんだよね〜!


しばらくして、やっと洗い物も片付いたのでホールに出てみた。

「美桜、終わった?」

「うん、終わったよ!お店、少し落ち着いたね」

「えぇ、ありがとう。じゃあ、これを4番に持ってって」

「はーい」


私は落とさないように、料理を言われたテーブルに持っていった。
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