ホスト様の隣は私
俺は返事が怖くて美桜の顔すら見れない。

しばらく抱きしめてたが、美桜が話すことはない。


は?と思って美桜を見ると…


「はぁ?寝てやがるし」

美桜は気持ちよさそうに寝てた。


聞かれてなくてよかったような、聞いて欲しかったような。

複雑な気持ちだ。


俺は美桜を起こさないように抱き上げ、ベッドに運んだ。


寝顔も可愛くてつい、美桜にキスを落としてしまった。


俺はどうなっちまったんだ。

なんて思いながら、買ってきたケーキを冷蔵庫に入れに向かった。


リビングを見渡すとさっきよりも綺麗になってる。


もしかして、美桜が?

別にそんなことしなくたっていいのに。


なんだか、美桜のことが愛おしく思い

起こさないように美桜の隣で寝ることにした。
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