ホスト様の隣は私
「気づいてねぇのかよ」

って、小さく言ってた気がするが

すぐに來斗が


「彼女いたら、美桜と暮らしてないけど」

と、当たり前のことを言ってたから聞き返すことはでかなかった。


「そっか〜!よかったー!」

「そんなに俺が彼女いなくて嬉しい?」

「嬉しいというか…もし來斗に彼女いたら、申し訳なかったから」


彼女いるって言われたら、今すぐ家に帰ろうと思ってた。

來斗と会うこともないと。


「あっそ」


え?なんか怒ってる?

よくわかんないが、このあと來斗は不機嫌だった。


なんで怒ってるんだろう?

聞きたいけど、怖くて聞けない。


だって、今の來斗のオーラがものすごく怖かったから。

そのまま私たちは何も話さないで寝ることになった。
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