ホスト様の隣は私
それから俺は、美桜に全てを話した。

そして、明日から俺の地元に行くとも伝えた。


美桜は、不安になりながらも「うん」と答え

俺の服の裾を握っている。


「大丈夫だから」

「來斗…」


少しだけど美桜が震えている。

怖いよな。

必ず守るから。


「今日はもう寝るぞ。明日朝一でここを出発する」

「うん、わかった」


一緒に寝室に行き、美桜が寝付くまで俺は美桜を抱きしめた。


今まで、こんな小さい体で一人で背負ってきた

よく、一人で頑張ったな。


これからは、俺がお前の辛いことも一緒に背負ってやる。


と、寝てる美桜を見ながら誓った。


「俺の隣にずっといてくれよ、美桜…」


寝てるんだから聞こえてるはずもない

俺は一人ボソッとつぶやいた。


こんなに好きになってるなんて、自分でも驚きだ。
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