ホスト様の隣は私

美桜side

次の日、朝一に來斗の車で來斗の地元に向かった。


來斗の話しからすると、秀次は何も変わっていない

とうとうお客さんにも手を出したと。


警察も動いていて、もしかしたら私が危ない目にあうかもしれないから

來斗の地元に逃げるんだってこと


私、ちゃんと來斗に守られてるんだね。

私でも、まだ守ってくれる人いたんだね。


「美桜、どうした?」

「え?あ、ううん。なんでもないよ」


來斗の地元って、どんなとこなんだろう?

とても素敵なとこなんだろうな〜!


「來斗の地元って、どんなとこ?」

「別に普通の田舎だよ」


田舎、か。

田舎という響きがすごく懐かしい響き。


私の生まれはド田舎だったからね。
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