ホスト様の隣は私
「そうか」


來斗は興味がなかったのか、優しさなのか

それ以降なんでかって聞いてくることはなかった。


私も、最後まで話したかったわけではなかっから

助かったんだけど。


それからは2人とも無言。

車の中は、私が選曲したアイドルグループの音楽だけが鳴っていた。



車を走り出し2時間くらいで目的地に到着したらしい。


田舎ときいてたけど、どこが?

普通にコンビニも多いし田舎ではない気がするけど…


「しばらく、ここに泊まる」

「なんか落ち着きそうな旅館だね」


來斗のことだから、高級ホテルとかだと思ってた。

でも目の前にある建物は、お世辞にも高級そうでもないし古びた建物。


私はこういうとこの方が落ち着くけど。
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