ホスト様の隣は私

來斗side

はぁ…

あんなにも鈍感だとは思ってなかった。


俺は今、風呂に入っていた。


俺の告白、わかりずらかったか?

でも、ちゃんと好きと言ったはず。


なのにアイツは、全く気づいてない。

どこまでバカなんだよ。


とりあえず、風呂から上がろう。

色々考えてたら長風呂になってたらしく、少しのぼせかかってた。


風呂から上がり、自販の前。

ビールなくなったし。


色々見てると、ココアが目に入る。

アイツ、ココア好きだったよな。


迷うことなく、ココアを2個買って部屋に戻る。

だけど、美桜はいなかった。


「美桜…?」

俺は一瞬焦った。

アイツがここまで来て、美桜を連れてったのじゃないかって。


急いで探しに行こうとしたら、美桜は不思議そうに俺の後ろにいた。
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