ホスト様の隣は私
「絶対、その笑顔守ってやるから」

「え?あ、ありがとう…」


俺は美桜の笑顔が好きだ。

この笑顔を守らなくてはならない。


俺はこのとき、絶対大丈夫だと油断していた。

だからあんな事件が起きるんだ。


油断してたよ、完全に。

俺もオーナーも。


そして、美桜も俺の言葉のせいで安心してたんだろうな。


「美桜、そろそろ夕飯来るぞ」

「そうだね!楽しみだな〜」


なんて、言いながら俺たちは笑っていた。

このあと、大変なことが起きることも知らずに。
< 93 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop