ホスト様の隣は私
『○○警察署の佐藤と申します。野々川美桜さんの携帯でお間違えないでしょうか?』


け、警察???


「はい、そうですけど…」

『野々川清美さんが誰かに刺されまして』


………嘘でしょ………

叔母さんが………


私は、警察が言っていることがわからなかった。

というか、信じたくなかった。


『今、○○病院に搬送しているところです。それで…____』


何も考えられない。

警察が何かを言ってるのはわかる。

でも、私は携帯を落としてしまった。


それに來斗が気づき、私を抱きしめながら私の代わりに電話に出てくれた。


何かを話しているけど、私は頭が真っ白。

気づいたら電話は終わってたみたい。
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