モテすぎ男子に溺愛されてます!
避けようと思ったけど、その時にはもう手遅れで思いっきり顔に直撃。



特に鼻に強く当たってすごく痛い。



ボールが跳ね返って行く間に、私は限界が来たようにふらりと倒れた。



「紫乃!大丈夫?」



「ごめんね、佐々木さん!」



「う、うん、うんうん……。林さんのせいじゃないよ」




どうやらボールを飛ばしたのは、バレー部の林さんらしい。



中学の時からずっとバレーボールを続けていて、すごく上手で力強いアタックが打てるんだって。



それが仇となった、というか……その力強さで私はちょっと倒れ込んでしまったというかんじ。
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