モテすぎ男子に溺愛されてます!
「きゃっ!?熱!!」



「バカ!!火傷するから離れろって」



流石に私の悲鳴には気がついたのか、スマホを見ていた哀がすぐに駆け寄ってきてくれた。



熱々の水……というか熱湯を浴びた私の腕を、すぐに水に当てて冷やしてくれる。



シューッと冷めていく熱に、私は一安心をしていると、哀が私の両肩を勢いよく掴んだ。




「ほんとに……無理すんなって。俺だってこれでも幼馴染なんだから心配するだろ」




少し赤くなった腕をちらりと見て、私は俯いた。



「ごめん……。やっぱり私、不器用すぎて役に立てないや」



私に料理とか、到底できない。
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